建退共とは、正式名称「建設業退職金共済制度」といいます。
建設現場というのは、ある意味において特殊な職場だといえます。
毎作業現場が異なり、場合によっては、いつも同じ請負業務ではないこともあるからです。

共済制度と聞くと、めんどくさいと感じる方もおられるかもしれませんが
非常にメリットのある制度ですので、詳しく見ていきます！

この退職金制度は、一言で言いますと
「建設従事者が引退するときに退職金が受け取れる公的な制度」です。

加入すると共済手帳が発行され、仕事をした分の証紙を貼り
最終的な貼付枚数に応じた退職金を受け取ることができます。
手順はいたってシンプルです。

毎日の作業のたびに一枚。数週間おきにまとめて貼付ける10日券もあります。
証紙の購入は、1日券が310円、10日券は3100円となっていますが
公共工事の現場で働いている場合などは、元請企業の負担となりますので
実質の掛け金はゼロとなります。

運用の利回りも、3.0％程度というかなりの高利回りとなっていますので
シンプルでメリットのある共済金制度です。

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