コンクリート工事で施工時の品質管理に怠りがあると
コールドジョイント、ジャンカ、亀裂などの問題が生じます。
これは、意匠のみならず、構造(強度)や耐久性(コンクリートの中性化)などにも
影響を及ぼす重要なポイントとなります。
そうならないために、コンクリートの品質管理には、いくつかの試験が設けられており
基準をクリアしているかを確認します。
コンクリートの強度を確かめる試験には、いくつかありますので、それぞれを見ていきましょう。
フレッシュコンクリート(生コン)の柔らかさを測る試験です。
一般的にスランプ値が小さすぎると作業性が低下し
大きすぎるとコンクリート強度の低下、骨材の分離、乾燥時の収縮、均一性の低下を招きます。
必要なスランプの値と許容差は、JASS6に定められています。
①空気量
コンクリート内に含まれるコンクリート全体に対する空気の体積比を空気量と呼びます。
一般に、空気量が増すにつれ作業性は上がりますが、大きすぎるとコンクリート強度が弱くなります。
空気量は4.5%前後とすることが一般的とされています。
②コンクリート温度
打設時のコンクリート温度は5℃以上35℃以下程度が望ましいとされ
温度はコンクリートの効果速度に影響を与えますので、よくに夏や冬には注意を要します。
③塩化物含有量
コンクリートに含まれる塩化物イオンの総量を試験します。
塩化物が多いと鉄筋がさびやすくなりますので
特に骨材が含まれる塩化物イオン量の管理は慎重な確認を要します。
生コンから供試体を作り、通常は冷却期間(材齢)28日後に圧縮強度試験を行います。
1ユニット3個で、材齢7日の強度確認用や、型枠の解体時期を決定するためのものなど
計6個、または9個を作成します。
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